ずいぶん前ですが、アルクさん主催のこちらのセミナーに参加しました。
学んだことを人生や社会に生かすための日本語教育
―「考える力」を身につけるための授業について考えてみよう―
セミナー内容は、『日本語ロジカルトレーニング』に関するもので、「シルエットの絵を見て説明する」という活動を体験する機会がありました。
自分の授業でも、絵の描写をする活動をやったことはありましたが、学習者の立場で「シルエットの説明」を自分が体験して、シルエット素材ならではの可能性を感じました。
その後、自分の担当クラスでも試してみたところ、いろいろなストーリーに触れることができました。余計な情報がなく、見る人の想像力に委ねられる部分が大きいというのが、シルエット素材の良さだと思います。
素材はシルエットACで探しましたが、どのイラストを使うか決めるのに、けっこう時間がかかりました。
以下に、実際に使った素材へのリンクを貼っておきます。
素材の直接アップロードはシルエットACの規約にひっかかりそうなので…。
①~⑧をクリックすると、シルエットACやイラストACのサイトに飛びます。
④と⑤は、介護の技能実習生のクラスで使ったものです。
学習者から出てきた内容には、こんなものがありました。↓
①来年の計画についての会議/兄の結婚についての家族会議
②がんばろう/兄弟の契り
③シャワー
④お花見
⑤歩行の介助/トイレの介助
②や③は、私が想定していなかった内容でした。
アイデアが出にくい場合も、次のようなちょっとした問いかけをすれば、場面描写をすることができました。
・2人の関係は?
・どこだと思いますか?
・何を?
登場人物の関係性が決まれば、話が続きやすいと思います。
最後に実践はできていませんが、使えそうと思った素材を3つ挙げておきます。
よろしければ、使ってみてください。
気分転換にもなりますし、おすすめの活動です。
私は学習者に状況描写をしてもらいましたが、吹き出しを入れて、セリフを考えるバージョンも面白いのでは?と思います。
最後に、実践のきっかけをくださった「ロジトレ」シリーズのリンクを貼っておきます。ご覧になったことがないがない方はぜひ!